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肥大型心筋症とライフスタイルプラン

肥大型心筋症と日常生活

監修:高知大学医学部 老年病・循環器内科学 教授 北岡 裕章 先生

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食事と飲水・アルコール

適切な体格指数(BMI)を維持できるようにバランスの取れた食事が勧められます。特に塩分過剰に気を付けるだけでなく、血糖値やコレステロールにも気を配りましょう1。肥大型心筋症の方はアルコールの摂取により血圧低下などを認めることがあるため勧められておりません。特に閉塞性肥大型心筋症の方では過剰なアルコール摂取は避け、脱水に注意が必要です1

画像:食事と飲水・アルコール

就労

肥大型心筋症の方のほとんどが通常の仕事を継続することが可能です。しかし、病気の進行に伴い、呼吸苦・動悸・疲れやすいなどの症状が出やすくなっている場合は医師と相談が必要となります。また、パイロットなどの特殊な職業は厳しい適格基準を要するため、適宜医師にご相談ください1

画像:就労

旅行

肥大型心筋症の方で、特に症状はない場合や症状が軽い場合は安全に航空機旅行が可能です。しかし、長時間のフライトや、高温多湿な地域への旅行では脱水に注意が必要となるため、医師へご相談ください1

画像:旅行

感染予防

ウィルス感染、細菌感染による発熱や体調不良では脱水に注意が必要です。ご本人および家族に対する感染予防に努めてください。また、インフルエンザワクチンの接種や肺炎球菌ワクチンの接種が勧められます。特に閉塞性肥大型心筋症の方は、細菌感染によって弁の破壊が進む“感染性心内膜炎”のリスクが高いことが報告されており、歯科治療の際には事前に抗生物質を内服することが考慮されます1,2。歯科で治療を計画している時は、肥大型心筋症を診てもらっている医師にもお伝えください。

  1. 心筋症診療ガイドライン(2018年改訂版)、日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドライン
  2. 感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2017年改訂版)、日本循環器学会他